「最愛よ君に届け」感想

皆さんこんにちは。IDOLY PRIDE楽曲派のなたまごです。

9/6から9/8にかけて先日のライブで披露された新曲全6曲(!)の配信が始まっています。「裏と表」でだいぶ待ったのを考えると今回は信じられないくらい早いですね。

今回は月のテンペストの新曲「最愛よ君に届け」に関して、既存の楽曲やゲームでのストーリー展開と絡めつつ感想をまとめていきたいと思います。

 

楽曲派の白石千紗

 

  • 楽曲の感想

現在進行中のBIG4編のストーリーの文脈を汲んだ楽曲で、逆境に立ち向かう前向きな強さを感じます。琴乃を中心とした印象が強かった今までの楽曲とは打って変わり、琴乃の担当するソロパートが存在しないという思い切った構成になっています。筆者は当初、この楽曲は琴乃脱退後の月スト4人から琴乃へのメッセージを歌った曲であると解釈していました。実際それでも違和感はないかなと思うのですが、琴乃の境遇に当てはまる歌詞も多いことから、やはり琴乃も含めた月スト5人の現状を歌った曲であるという解釈に落ち着きました。ソロパートの振り分けも2つに分かれて別々の場所でもがく月ストを表現したものだという捉え方をしています。

 

  • ライブでのパフォーマンスについて

この楽曲は7/15, 7/16開催のVENUS PARTY THE FIRSTで初披露されました。その後8/19開催の日々荘3号館でも披露されて筆者は仰天しました。今までの楽曲と打って変わり、琴乃の担当するソロパートが存在しないことや、DAY1での階段を降りるタイミングでは琴乃と他のメンバーで一端分かれる演出があったりと、14の構図がかなり表れたパフォーマンスになっていました。

ダンスの振り付けがかなり激しく、サビでも大きく動きながら歌っていたこと、特に琴乃はAメロBメロでも他のメンバーがソロパートを担当する中フォーメーションを移動しながら踊り続けていたことが印象的でした。

 

  • 「裏と表」との関係

BIG4編のストーリーの文脈を汲んだ楽曲といえば、やはり「裏と表」を無視することはできないでしょう。ここでは筆者なりに「最愛よ君に届け」と「裏と表」の対応関係を紐解いていこうと思います。

結論から言うと、「最愛よ君に届け」は「裏と表」の中で表現される『裏』に当たる楽曲だと考えています。

「裏と表」はサビの「勝ち取りたい夢」「負けたくない」といった歌詞をはじめとして全体を通して勝利に貪欲なアグレッシブさ、自己主張の強さを感じさせる楽曲になっています。「最愛よ君に届け」の歌詞にも「負けられないよ」「前を向くよ」など「裏と表」と通じる部分がありますが、対照的に「見えない時もぼやけていても輝いているんだと」といったように表には出てこない裏側を歌った箇所もあります。こうした点を踏まえて、「最愛よ君に届け」は「裏と表」の歌い出しにある「月の裏で愛を語る」楽曲なのではないかと筆者は解釈しています。

 

  • 今後のメインストーリーについて

「最愛よ君に届け」は「裏と表」で示唆された未来の『裏』に当たると述べましたが、筆者は今後の展開として、BIG4編のストーリーを経て新しく生まれ変わった月ストを象徴する『表』に当たる楽曲が追加される可能性があると考えています。

これまでの月ストの楽曲では月明かりのような人に寄り添い優しく照らす姿が描かれてきましたが、「裏と表」「最愛よ君に届け」と勝利を追い求め激しく自己を主張する姿勢が徐々に描かれつつあります。公式サイトの紹介文には「嵐のような激しい闘志を持つ五人組。」とありますが、今後はこちらの側面にフォーカスされた楽曲・ストーリー展開が続くのではないでしょうか。

夜を司る月の引力は、大きな嵐を巻き起こす。

https://idolypride.jp/character/kotono-nagase/

 

内に秘めていた闘志を顕にし、台風の目となった月ストの反撃が見られる日が近い内に来るのかもしれません。